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2020/06/19 11:17
こんにちは。
昨日ブログ更新して少しモチベーションが上がっているうちに次を更新しようという作戦です。
今日はブラシについて第3弾。
毛ブラシです。
日々、カーリングのスウィーピングについては研究され、新たな技術が提供されています。
500年以上のスポーツとしての歴史(1505年と刻印されたストーンがあるらしい)がある中では、この四半世紀での技術革新は目を見張るものかもしれません。
コーンブルーム→布製ブルーム→毛ブラシ とくるわけですが、ここから現在のスウィーピングの動作にとても近いものになったと言えると思います。逆にコーンブルーム知っている人が少ないでしょうけど。。。
この毛ブラシも実は種類がありました。
・馬
・豚
です。なんかこうのように書くと「肉?」的なイメージなりますが毛の種類です。
私の認識では以下のような違いがあり、使い分けされていたと思います。(誰か正しい理論を教えてくれると嬉しいです)
・馬:毛が黒い、硬い→アリーナリンクなどで霜が多く付いている氷に効果的。

※1
・豚:毛が黒や白、柔らかい→競技用の整備されたリンクで霜が少ないところで使用に適していた。

※2
当時のスウィーピングの効果を説明するときに言われていたのが、摩擦熱でした。
ブラシをチカラいっぱい擦ると表面を解かし、ストーンと氷の間に水の膜が出来ることで潤滑剤の役割を果たし距離が延びる。
一旦、時代が前後しますが、このあと化学繊維製の見た目もスマートな現在のブラシが登場するのですが、ここでのさらなる研究で違った方向せいでのスウィーピング効果について取り上げられました。
それは毛ブラシや特殊加工された化学繊維製のパッドは氷の表面を傷をつけるということです。

※3
その傷によってストーンの回転、曲がりをコントロールすることで、距離を伸ばしながら曲げたり、曲げにくくしたりすることが出来る。ということでした。
コチラのページにCurling Canadaが2016年に発表したものが掲載されています。
そんな中、必ず変わったものを作ってくれるカーリング用具業界の幻の逸品をご紹介します。

※4
毛ブラシと化学繊維のパッドのハイブリッド!!!!!
見た目のインパクトがかなり大です。
この辺りは話始めると沼なので今回はこの辺りで。。。(笑)
※1 写真 Goldline
※2 写真 Steves Curling supplies
※3 写真 Goldline
※4 写真 Steves Curling supplies