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2020/06/30 18:29

こんにちは。

梅雨の季節を何か上手に楽しめないか考えている今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
何か良いアイディアがあれば教えてください(笑)

さてまた更新頻度が落ちていますが、そんなもんだろうということで今日も書きたいと思います。

ついにブラシ第4弾!!!!
④化学繊維製ブラシ(現在に至る色々な種類があります)についてです。

カーリングをプレーする人、見て楽しむ人が普通に目にするものがこの形態だと思います。
ついつい、ブラシの先の部分(ヘッド)に特化して書いてきてしまっていますが、この辺りからちょうど持ち手(シャフト)の部分にも変化がみられるようになります。

先に取り上げた毛ブラシは木製のヘッドの土台に小さな穴をあけてそこに馬や豚の毛の小さな束を接着剤で固定していました。
これはお手入れで洗ってヘッドの土台部分の木がふやけたり、接着剤が劣化したりでプレー中に抜け毛が発生(T。T)
また毛の束の部分に埃などが詰まり、それが氷に落ちてしまう場合もありました。
それを拾ったストーンはあらぬ方向へと曲がってしまい、カーラーや観客のため息を誘うこともありました。

それを改善するために開発されたのが化学繊維のパッド部分を持つブラシです。
当初は毛ブラシからの進化でしたので、ヘッドもシャフトも木製のものでした。
まだカーリング施設で体験コースなどで使用されているものがありますので、カーリング場に行く機会があれば是非、確認してみてください。

そこにヘッドもシャフトも樹脂製のものが登場します!
その名前は「The Hammer」✨

木製のブラシヘッド・シャフトはヘッドの角度は固定式で試合中にヘッドの方向を調整することは出来なかったですが、このハマーは前後にヘッドが可動するため、ブラシの持つときの氷に対して角度が変えられる優れモノでした。
さらにパッド部分は交換が出来て、カナダの1ドルコインがあればネジを緩めて交換が出来るという、現在に通じるブラシごと、またはヘッドごと交換ではなくパッドのみ交換で使えるブラシになりました。


※1


※2

そしてハマーといえは、私はこの人を思い出してしまいます。
アルバータ州代表のランディー・ファービー選手。
Brier8回、世界選手権6回出場。1987-2005頃大活躍していたレジェンドです。

デリバリーするときのブラシの持ち方が特徴的で、多くの人がわきの下に抱えて持っていたものを、肩に担ぐというスタイル。
当時、あこがれてマネしたりしました(笑)

Alberta skip Randy Ferbey curling
※3

カーリング初心者でデリバリーでまだ脚力などに自信がない、どうしても転んでしまう人にはお勧めの持ち方でもあります。
ちなみに昨年カナダでFour Foot Curling Campに参加した人たちには記憶に新しいScott Pfeiferコーチは、このチームのフロントエンドで10年間活躍していました。



このブラシだけで、まさかこんなに書けるとは思いませんでしたが次回に続く。。。としたいと思います(笑)

※1 写真 Killam Web Site
※2 写真 Killam Web Site